第19回抗加齢医学会総会
6月14日(金)~16日(日)、パシフィコ横浜で開催の学会に参加。抗加齢医学会総会は毎年6月に3日間開催。
2日以上参加すると、専門医更新の単位が10単位つくので、毎年参加。学会以外の講習会などで単位を得ようとすると、大阪開催はほとんどなくだいたい日帰りの東京出張になる上、一回5単位までなので、年に数回になる。それは避けたい。
この学会でパシフィコ横浜に来るのはもう、4~5回目ですが、めずらしく今回は京都発高速夜行バスで早朝、川崎着。一日目の午前のセッションに参加するため。例年、新幹線で行くと、どうしても早起きできず、8時ごろ発の京都発の新幹線になる。すると、もう、会場着は午後近くなりランチョンセミナーのチケットもなくなっている、という、初めからモチベーションが下がる展開になってしまうため。もちろん自分が原因ですが。。
今回は以下のセッションに参加。
14日金曜日 晴れ
10:40~12:10 シンポジウム5「オーラルエイジングを科学し全身の健康を目指す」
15日土曜日 大雨
9:50~10:20 教育講演3「最近のトピックと覆る栄養学の常識」
10:35~11:25 招待講演3「極限環境生命の生き様から学ぶ生命(圏)の限界と生命の起源」
11:25~12:25 特別講演2「健康長寿のための医療-ライフコース・ヘルスケアと先制医療-」
16日日曜日 晴れ
9:00~10:30 Presidential Symposium3「ビッグデータ・AIと医学・社会」
10:40~12:10 シンポジウム23「アンチエイジングは微笑と若々しい口元から」
今回、私が一番おもしろかったのは、土曜日の招待講演3、JAMSTECの高井研先生の話。
地球上の、生命が存在できる生命圏限界の研究をされているそうで、どういうことなのか、初耳。
深海の熱水噴出孔周辺122℃や1300気圧の場所に微生物が確認されている、とか、地下5kmに驚くべき地下微生物の世界が、、という話はTV番組で小耳にはさんだことがあったものの、「生命とはなにか」という疑問をへのアプローチとして、生命そのものを追いかけるのではなく、生命が存在できる生命圏の限界がどこにあるかを特定する、というのは目から鱗の興味深さでした。
印象深かったのは、生命エネルギーに三種類ある、という話。一つ目は太陽エネルギー。ふむふむ、これはわかります、光合成は小学生も知っていることですし。二つ目は、惑星内部エネルギー。うーむ、これは太陽も届かない深海で、微生物を体内にとりこんで、化学的産生エネルギーで生きている生物のことだそうな。これは知ってるような、知らなかったような。。ただ、生命は40億年以上の歴史があるのに対し、太陽エネルギーを生命が利用できるようになったのは30億年まえだったそうなので、最初の10億年は惑星内部エネルギーが主原動力だったと。。へー
そして一番驚いたのは、三番目のエネルギー。電気エネルギー!近年、電気微生物が見つかったそうで、現場は深海の熱水噴出孔近辺の電流発生源、とのこと。この電気をエネルギー源とする生命の存在は、それだけで生命のhabitable zoneが拡げるらしい。
こういった研究結果から、地球以外で、地球のhabitable zone と重なる環境が存在する星にはすでに生命が存在している、と確信でき、まずは土星の衛星エンケラドスへ行けば見つかるであろう、とのこと。
エンケラドスって確かに水が地下から噴出している惑星だった。。カッシーニが送ってくれた画像を見たことある。そうか、あそこにはすでに生命がいるのか。。
いつ、エンケラドス着陸探査は実現するのでしょうか。私が生きているうちに行ってほしいな。興味津々です。
高井先生の著書を探して読もう。。
このように、抗加齢医学会は自分の分野とは異なる話もいろいろ聞けて視野ひろがるところがお気に入り。来年は初の新潟で開催予定。新潟といえば知り合いが住んでいる土地。楽しみです。